動物愛護フェスティバル『人とペットの暮らし広場2016』のご報告
札幌市小動物獣医師会・札幌市共催の動物愛護イベント「人とペットの暮らし広場2016」が 9月19日(月祝)に開催されました。 会場は、札幌市北3条広場(通称:アカプラ)と 札幌駅前通地下広場(通称:チ・カ・ホ)の北3条交差点広場(西)。 地上会場のテントブースは終日、協力団体のブースで様々な展示や一部販売が、 地下会場はタイムスケジュールにより様々なイベントが展開されました。 昨年までの動物愛護フェスティバルから進化した新しい形のイベントですが、 ~人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろを目指して~さまざまな企画が 盛りだくさんのイベントでした。 最終的な集計で7,667名の皆さまにご来場いただいたそうです! 開始の10時にいきなり雨が降り出して来ました。 雨は激しくなって約1時間ほど降り続きましたが、その後徐々にお天気が回復していきました。 今年も長寿を祝う長寿犬猫表彰式があり、札幌市小動物獣医師会会長の桂太郎先生から、 表彰状と記念品が贈与されました。 これからも1日も健やかに過ごして欲しいですね。 <左から札幌市小動物獣医師会会長桂太郎先生、北海道獣医師会会長高橋徹先生、 秋元克広札幌市長、札幌市小動物獣医師会理事 実行委員長玉井聡先生> 秋元市長を囲んで、 「秋元市長と語る、人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろ」 のパネルディスカッションが開催されました。 <秋元克広札幌市長> 人と動物が共生する社会の実現でなすべきこと、 マナーある街作りや子どもたちへの教育など、 来月施行される札幌市の動物愛護管理条例のお話をメインに 札幌市のこれからについて語ってくださいました。 札幌市は、動物福祉の向上を目指し 真の共生社会の実現へ向けて動き出したのだと実感いたしました。 その後、秋元市長は地上のアカプラ会場も視察してくださり、 当会のブースもご覧くださいました。 当会副代表理事上杉もご挨拶させていただきました。 札幌市の動物愛護行政の委員会のメンバーに参加させていただいております。 当会が実施しました札幌市動物愛護センター建設のための署名運動では 6万人の皆さまの温かなご賛同をいただきました。 9月28日(水)には、札幌市議会本会議で市議会議員の方から代表質問があるそうですので、 皆さまもぜひ傍聴にいらしてください。 詳細はこれからのようです。 http://www.city.sapporo.jp/gikai/html/kaiginittei.html 児童絵画コンテストは、どの作品も力作揃いです! 今年は、ゴリラの絵が札幌市長賞に選ばれました! お二人の受賞のお子さまとにこやかな表情の秋元市長。 気さくで温かな誠実なお人柄でした。 当会で飼い主さんを募集している犬猫のパネルを中心にパネル展示させていただきました。 当会のお隣の定ニャンの会さまとanimaldiginityさま。 猫のグッズが大人気でした。 当会もオリジナルグッズやボランティアさんの手作り雑貨を販売させていただき、 総計83,124円の売上げがありました。 協賛くださったI雑貨さまから1,286円、sally&momenさまから4,542円、 saludさまから1,080円のご寄付もいただきました。 お買い上げくださった皆さま、ご寄付くださった協賛の皆さま、 本当にありがとうございました! NPO法人北海道ボランティアドックの会さまブースではセラピー犬が人気でした。 お隣の(公財)北海道盲動犬協会さまのPR犬の9歳のメスのサマーちゃん。 本当にお利口でいい子でした☆ そのお隣の一般財団法人クリスティル・ヴィ・アンサンブルさまは 動物の保護・アニマルウェルフェアを目的に滝川クリステルさまがが設立されました。 この日は、「猫との幸せな共生プロジェクト」のための 「世界から猫が消えたなら」チャリティキーホルダーを販売され、 パネル展なども開催されていました。 札幌市動物管理センターさまのブースでは飼い主を募集している猫の写真が展示されていました。 毎年好評のクイズラリーは「新札幌市の動物愛護管理条例」に関するものでした。 時折り小雨もパラつく中、親子連れの皆さま等、楽しんで参加されていました。 飼い主さまと遊びに来てくれたスピッツの飛鳥ちゃん17歳。 高齢になりハンデを持ちながらも、一生懸命な姿が心を打ちます。 同じくスピッツの推定15歳の胡桃ちゃんは、平成15年に市センターから保護されたそうです。 優しい飼い主さまのお蔭で、2頭は穏やかな余生を過ごしていました。 今日のイベントのテーマにピッタリなご家族でした(^^) 15時からは、チカホ会場で講演会「猫を家族にしてみましょう」が開催されました。 鎌田先生がトップバッターで、猫の種類や生体、終生飼養等をポケモン画像を交え 楽しく興味が湧き大変勉強になりました。 続いて(一社)ねこたまご後藤代表が、猫の保護活動を通じて「命の大切さ」を語られました。 16時からは「犬を家族にしてみましょう」の講演会で、 最初(公社)日本愛玩動物協会北海道支所さまが、犬の特徴や飼養の仕方を講義してくださいました。 後半、当会副代表理事上杉と理事上家で家族になった当会卒業犬のエピソードを交えて 犬という生き物の素晴らしさや命の大切さを講演させていただきました。 最後に、保護犬を迎えるメリットをお話しいたしました。 保護犬を迎え入れるためのメリット ・殺処分を待つ行き場のない犬を救う → 思いやりある社会作りに貢献できる ・成犬では、大きさや性格の大きな変化はない → 環境に合った子を迎えられる ・次第に慣れて心を開いていく様子が感動的 → 自分自身も成長できる ・犬によっては救われたのが分かっているようで、謙虚で遠慮がち →犬から学ぶことも多い ・自分の飼育できそうな年数に合わせて、様々な年齢の犬を選べる →人生をより豊かに ・周りや子ども達に命の大切さを伝えられる → 子どもたちの情操教育となる 成犬であっても十分になつき、大切な家族になります。 ただ、2度3度と捨てられることにならないよう選ぶときは焦らず、 本当にその子で良いのか慎重に検討してください。 初めて街中で開催しました動物愛護フェスティバルが、 事故もなく無事に終了いたしましたので本当に良かったです! 札幌市さま、札幌市小動物獣医師会さま、関係団体の皆さま、ボランティアの皆さま、 ご来場くださった多くの皆さまに心より感謝申し上げます。 本当にありがとうございました! |